ゴルフルールを統括するR&Aと全米ゴルフ協会(USGA)は2021年2月2日に、近年のゴルファーの飛距離増長を抑制するための用具規制に関する提案を発表しました。
RYOTA
その内容がこちら!
- プロツアーおよびトップアマチュアレベルでの1Wのシャフト長の制限
- ボール製造段階でのテストの見直し
- クラブの反発係数規制
という、3つの方針を発表しました。
そこで、この記事では、それぞれを詳しく解説します!
目次
R&Aと全米ゴルフ協会(USGA)から2021年2月2日に用具規制が発表!
R&AとUSGAはかねてより、飛距離が伸びることによる。「ゴルフゲームが持つ戦略的なチャレンジを損なう」という観点。
また飛距離増長に応じたコースの長距離化がコストや環境面での負担につながるという懸念から具体策を検討していました。
そして、今回発表されて具体策が、こちらの3つです!
- プロツアーおよびトップアマチュアレベルでの1Wのシャフト長の制限
- ボール製造段階でのテストの見直し
- クラブの反発係数規制
それぞれを解説していきます!
プロツアーおよびトップアマチュアレベルでの1Wのシャフト長の制限
R&Aと全米ゴルフ協会(USGA)が出した、用具規制の1つ目が「プロツアーおよびトップアマチュアレベルでの1Wのシャフト長の制限」です。
パターを除くクラブの最大長を規則上の48インチから46インチに短くするローカルルールを、プロツアーやエリートアマチュアの大会(各国のゴルフ協会主催競技など)が採用することを提唱しました。
ボール製造段階でのテストの見直し
R&Aと全米ゴルフ協会(USGA)が出した、用具規制の2つ目が「ボール製造段階でのテストの見直し」です。
ボールについては製造段階でのテスト条件を厳格化しました。
これまで、機械を用いた規定のテストで「10度」に設定されていたボールの打ち出し角が、「7.5度から15度」の範囲においても、制限値(317yd+3ydの誤差)を超えないボールが適合球となります。
※現在、適合球リストに掲載されているボールについても影響が及ぶ可能性が高いので注意が必要です。
クラブの反発係数規制
R&Aと全米ゴルフ協会(USGA)が出した、用具規制の3つ目が「クラブの反発係数規制」です。
クラブの反発係数にも言及をしました。
ボールがフェースに当たったときの跳ね返りを示すこの数値は高いほど飛距離が出ます。
計測方法であるペンデュラムテストにおいて、18マイクロセカンドまで許容されていた誤差を6マイクロセカンドに減じることを発表しました。
いつまでに方針を決定するのか?
R&AとUSGAは今回の提案を受けたクラブメーカーなどの製造業者、一般ゴルファーなどから意見を聴取し、今後の決定に役立てる予定となっています。
「プロツアーおよびトップアマチュアレベルでの1Wのシャフト長の制限」については3月4日まで。
「ボール製造段階でのテストの見直し」と「クラブの反発係数規制」は、8月2日を期限としました。
※今後の動きがあれば更新していきます!